杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説
10月の「工芸の展」の打ち合わせに
久し振りにギャラリーPowanさんご来訪
明日の午後には絹のいとさんが
ペンダント、ブローチの木枠を取りに来られるのので
最後の仕上げ磨きに邁進していたのだけれど
隣の窯元が本焼きを始めたらしく
パラフィンの臭いが漂ってくる。
「苦くく、臭い。」
先々週は散髪屋や病院に出かけてやり過ごし
先週は資材の購入に逃げたけれど
今日は頭の上から埃だらけに汚れているし
中途半端な時間に出かける当てもない。
数時間の辛抱だから活性炭入りマスクを二枚重ね
作業を再開したけれど奴等はそれさえ掻い潜って
鼻腔と涙腺を刺激してくるのである。
時間の楽しみ方も潰し方も全部仕事が応えてくれるから
時間潰しの遊びが思いつかないので庭の手入れでもやるかと
腹をくくって外に出ても風向き加減が悪く
臭いくさいと退散し「繁盛してまなぁ~」と
ただ恨めしく煙の行方を追っている杜の舟であった。
久し振りにギャラリーPowanさんご来訪
明日の午後には絹のいとさんが
ペンダント、ブローチの木枠を取りに来られるのので
最後の仕上げ磨きに邁進していたのだけれど
隣の窯元が本焼きを始めたらしく
パラフィンの臭いが漂ってくる。
「苦くく、臭い。」
先々週は散髪屋や病院に出かけてやり過ごし
先週は資材の購入に逃げたけれど
今日は頭の上から埃だらけに汚れているし
中途半端な時間に出かける当てもない。
数時間の辛抱だから活性炭入りマスクを二枚重ね
作業を再開したけれど奴等はそれさえ掻い潜って
鼻腔と涙腺を刺激してくるのである。
時間の楽しみ方も潰し方も全部仕事が応えてくれるから
時間潰しの遊びが思いつかないので庭の手入れでもやるかと
腹をくくって外に出ても風向き加減が悪く
臭いくさいと退散し「繁盛してまなぁ~」と
ただ恨めしく煙の行方を追っている杜の舟であった。