杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

流されて
『水没してしまった材料があるのだけれど。』
以前に何度かご来店頂いていたお客様からの電話。
ご主人は定年後に家具など作って余生を送りたい
そんな夢をもって倉庫一杯に集めていたが
認知症が出て、そのまま手付かずの十数年。
それが今回の水害で全部浸かってしまい

『何かに生かしていただければ。』の言葉に流されて
昨朝からトラックで4往復「桜や欅の銘木」の筈が
予想通り、大半は乾燥ではなく枯れ朽ちて使えない状態
午後には市からの消毒が入るので選り分ける暇もなく
午前中に倉庫を空っぽにしなければならない。
いやはや、それからが大変な作業で、使えそうな材を選り分け
全部泥水を洗い流して乾燥させてから、木口を切断して
腐朽状態の加減をチェックし再度選別する。
虫食いや黴の生えた部分は、手持ちの材に被害が
及ばないように、丹念に
切り捨て焼却処分。
003_201807131010205b2.jpg
ああ、夜中になってしまった。
おおかた選別を終えたら4分の1程になったが
さて、これをそれぞれに仕分けて何処に保管するか
まだ暫くは風通しの良い日陰で乾燥させないといけないし
流木や水没材は使えないのは解っているのだけれど
やっぱり心は流されやすいのよ・・・

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