杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

生ぬるい水害見舞い
昨日、先代からの付き合いの建設会社に
水害見舞いに立ち寄ったのだけれど
思いのほかの甚大な被害に挨拶そこそこで出直すことにした。
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見舞いといっても何の力にもなれないが
炎天下の後片付けの水分と塩分補給に
ソルティーライチや栄養ドリンクなど抱えて出向く。
『ほら、あそこまで。』
指さされたのは2mを超えた遥か上の線
資材や道具類、社屋も作業場も全部水浸しで
重機や車は避難させたけれどもフォークリフトは濁流の中
倉庫の建材は周りの田畑や住宅の庭先にまで流され
水が引いた後に社員総出で全て手作業で引き上げているという。
「これ冷えてないけれど、冷蔵庫は。」
『あちこちから浮いて来たのあ有るけどねえ。』
大変なはずなのに笑いながら軽い冗句で応え
『命があっただけ有難いよ。隣の鉄鋼所なんて
工作機械は全部水浸しで再起不能なんだから。』と
から元気で自分の背を押しているようだ。
充分踏ん張っているのだから頑張ってとは言わず
「今度はキンキンに冷えたやつ持ってこようね。」と
生ぬるい差し入れを手渡すのであった。

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