杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

また一つ・・・
旧知のY氏が大きな木製の玩具を抱えて訪ねてきた。
『スエーデンの玩具なのですが、なかなか国内では手に入らなくて
できれば価格も半分くらいの値段で出来ると良いのですが。』
手に入らないからと言ってプロの木工屋が
同じものをコピーして作るわけにもいかないし
北欧とは生活環境も違い遊びに対しての捉え方も
変わってくるから日本の生活習慣などに合わせて
北欧の感性を拾い上げながら心躍る部分は
享受させて戴きたいものである。
忙しくて、これ以上妙な仕事は引き受けないぞと
思っているのだけれど妙なものにはつい心魅かれてしまうもので
話しを聞いているうちに大体の構想が出来上がってしまう。
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見かけは複雑怪奇でメカニカルなようだけれども
理解し易いように要約すれば「魚釣りゲームのようなものを
複数人で協力し合って行う。」と解釈できる。
それにしては、技術、装飾的にも手が入れこまれて
重く大きく複雑になっていて、結果これが価格帯を押し上げている。
どこまで贅肉を削ぎ落として、より遊びの多様性を付加できるか
『できれば8月10日迄にできると嬉しいのですが。』
で、何時ものように「前向きに検討いたしましょう。」と
鋸屑まみれの
草臥れた胸をドドンと叩きながら
また一つ、重荷を背負う杜の舟であった・・・
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