杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

常磐随想
山法師が散る頃に少し遅れて咲きはじめる
常緑の常磐山法師(ときわやまぼうし)である。
常磐を古くはトコイワと云い
常に変わらぬ岩の如く永久不変のたとえで
常緑の緑に永遠の命を重ね
新緑には新しい命の誕生を見たのであろう。

常磐山法師【ときわやまぼうし】
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昔は3歳頃まで無事に育つのは、大変なことで
そんな幼児のことを、生命そのものの発露として
緑児(みどりご)と呼んだのであろう。
勾玉の翡翠の緑もこの永遠の命を求めた結果
辿り着いた常磐であろうなどと妄想しながら
言葉繋がりに、常磐炭田(じょうばんたんでん)が顔を出す。
福島から茨城両県にまたがる炭田地帯で
ここ、筑豊炭田とは気候も良く似ていると
学生時代に習ったことをふっと思い出したのであるが
1960年代の筑豊炭田の衰退に続き
常磐炭田も常磐に続くことなく
1976年全面閉山された。
その福島県いわき市は
どうして磐城を平仮名表記に
変えてしまったのだろう。
大方の読みでは大合併の命名争いの果ての
中道的譲歩による平仮名表記であろうが
何とも味気ないものだと思うのである。
磐城は多分、岩山を巧みに利用した山城や
岩で築いた堅牢な砦などが由来ではなかろうか
言葉は多用されることで新党定着するものだから
城、つまり政治と民衆の関わりは深いものであり
諸説ある中で難攻不落
の磐城を思うのである。
随想もかなり妄想に傾き始めてきたので
先ずはここまで。

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0000morinof00000000000 福岡県筑豊の小高い丘の上に棲息工房「杜の舟」を生業としながら小説・児童文学などを執筆

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