杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

三種の木守11・没デザイン随想
「シャモジまたはマネキン」がなぜ没デザインか
デザイン【Design】はもともとde-signを語源とし
サイン【sign】は標識、表示、掲示、看板、符号、記号、信号など
有る定型をなして広く知らしめる手段としてなるものから
個人的なコミュニケーション手段として状況により変動する
掛け声や合図、身振り手振りなども含まれ
どちらも特定の意味を伝達するための手段のひとつである。
発信者があり受信者があれば、それぞれの感性の違いにより
伝えたい部分が曲解されるのは当たり前のことである。
まして、作った本人が「これは西欧の銀のスプーン紛いにもならない
どう見たってシャモジかマネキンの腕首だ。」と言うのだ。
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西欧では赤ちゃんの誕生祝いに銀のスプーンを贈る風習がある
銀は毒薬に多用されていた硫化ヒ素に反応し黒ずむことから
身を守るという意味合いで
「魔除け」の意味と、銀を財産と見立て
経済的に困らないように
、一生食べ物に困らないようにとの願いを表し
近年「幸せを掬い取る」と解し、結婚のお祝いにも贈られると聞く。
最初の提案は「銀のスプーンのような」である。
その要素を無視して木で作る。
確かに「シャモジ」でも一生食べ物には苦労は無さそうでが
大飯喰らいのようで気品に欠けて上品でない。
「マネキンの腕首」では艶めかしくて、赤ちゃんの誕生日より
バレンタインの愛の告白あたりが良さそうな気もする。
このイメージを拭えない限りは、sign違いで当然ながら没となる。
どうせ素材は銀ではないのだから、他の手を打ち
昨夜の夢の中でイメージが出来あがった「掬び」を主眼にした
「ハートなあスプーン」で新しい提案をしてみたいものだ。
頭ってえ奴は便利なもので、起きて妄想を膨らましている時も
眠って夢を見ている時も、見境なく働いてくれるから
机にしがみ付いて無駄に時間を費やさなくていい。
さて、明日はそれに身体がついて来れるのかな~

***************SANSYNOKIMAMORI**************
お守りのような三種の木守12・美女と野獣のような
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0000morinof00000000000 福岡県筑豊の小高い丘の上に棲息工房「杜の舟」を生業としながら小説・児童文学などを執筆

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