杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

門下生2・新たな課題
金もない技術もないが迷いと好奇心と時間だけは
誰にも引けを取らないという門下生Kに
「まだ君は美の蓄えが無い。もっと美を呼吸したまえ。」と一蹴し
金銭的にも技術的にも一番リスクの少ない判子彫りを勧め
「形が見えて来なきゃあ再び門を叩くな。」と帰しておいた。

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8㎜の黒檀の丸印に平仮名ひと文字からのスタートで
やるか、やらないかが問題で
期待もしていなかったが
加工を引き受けていた10㎜の丸伴子を次の週の日曜日に
取りに来た時にはしっかり伴を彫りあげていた。

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「うむ、なかなか上手いもんだ。」
シロートのひよこちゃんだから褒める。
でもこれで金を頂いて喰っていくとなれば褒められない。
「なんだ、この短い判子は。」
『切っていたら短いのが残って、勿体ないからですねえ。』
「馬鹿野郎、これも道具だ、勿体ないとか彫りの云々より
道具としての使い前を考えろ。長さは二寸、身体の寸法だ。」
こんなものは紐付けてキーホルダーにでもしろ。と目の前に
放り出して「次なる課題、10㎜の判子に平仮名二文字だ
自分で納得がいくものが出来なきゃあ来るな。」

✿✿✿✿✿✿✿MONKASEI✿✿✿✿✿✿
未だ門外門下生門下生3・初めての注文
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0000morinof00000000000 福岡県筑豊の小高い丘の上に棲息工房「杜の舟」を生業としながら小説・児童文学などを執筆

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