杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

虎落笛
『風、強いですなあ。』
そう、話しかけられたような気がして
振り返ってみたが誰もいない。
『じき、雪も降ります。』
もう一度振り返ったけれど
やっぱり誰もいない・・・
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ただ寒々とした木立の中を
身を削ぐような冷たい風が吹き抜け
虎落の笛が切なく嘆き続けていた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆IDESUNAKENDIMONOGATARI☆☆☆☆☆☆☆☆☆

虎落笛◀出土研智物語積もらずの雪

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虎落笛【もがりぶえ】
広辞苑から引用
冬の烈風が柵・竹垣などの吹きつけて
笛のような音を発するのをいう。

:::
ここ、風の丘は小高い丘の上にあり
背を雑木林で受け、左右に山の鞍部を抱え
西を果てしなく見遥かす地形になっていて
三方向からの複雑な風を受け
電線や壁や柱の割れ目などでも
音が発生することがある。

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0000morinof00000000000 福岡県筑豊の小高い丘の上に棲息工房「杜の舟」を生業としながら小説・児童文学などを執筆

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