杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

霜月
霜月二十日の夜には橡の木越しに月を仰ぎ
「ああ、もう直に冬がやって来る。」と
その到来を心待ちにしている訳ではないが
季節を感じるひとつの習慣になっている。
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霜月二十六日、早朝の外気温は1℃まで下がり
この秋初めての霜が降り
まだ朝陽の届かぬ月の広場の草ぐさは
銀の覆輪で縁どられている。
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工房の屋根も霜に白く
秋の色は遠花火のように
色彩を杜へ還してゆく。

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この数日、福島では余震とは言えない程の
強い地震が続いているのに
ニュースでは大きく取り上げていない。
熊本、四国西日本一帯もそうであるが
ラヂヲや新聞の片隅でそれを見つけても
いつの間に鈍感になっているのか
「ああ、大した被害もなくて・・・」と
気持ちの中で片付けてしまうようになった。
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一度大きな経験をしてしまうと、それが尺度になり
それより大きいか小さいかで測ってしまう鈍感さが働いて
「大変ですね。」の言葉より「大したことが無くて良かったですね。」と
被災当事者の気持ちも考えずに発してしまいそうで
つい口を噤んでしまい、この大地の変動の治まることを
ただ祈るばかりである・・・・・・。

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