杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

旅の猫絵・9
もう9月も半ばである。
朝夕は気温も下がりぼちぼち体慣らしにと作業場に入るが
秋になると、
お客様作だけでなく家諸氏の動きも多くなり
直ぐに作業の手が止まり、身体より心馴らしが難しく
間合いを見ながら僅かにあくた時間にも
相も変わらずの猫絵を描いている。
006_20160911132806f56.jpg
そう何時までも道楽猫絵
ばかり描いては
いられないのは解っているのだが
額と共に少しばかり人気を博しているから
これも仕事だと気持ちを入れ替えて
「8・気のないそぶり」の続きを描いてみたが
元来ストーリー仕立てで始めたわけではないので
袋小路で行き止まることもしばし。
001_201609100550421c8.jpg

もう外はすっかり夜の帳が降りていたが
まだ今夜の宿のあてもないまま
酒場の看板を背にして辻に立ちながら
一瞬交差した見知らぬ者同士が
新しい物語を紡ぎ出す妙をほろ苦く思い
改めて酒場の看板を返りみた。
最初は「BARdic」
なんて妙な名だと思っていたが
なるほどbardicは吟遊詩人のことらしい。

小さく手をあげながら「アデュー。」
淡い夢に
別れを告げれば
目の前に黄色い車が滑るように停まり
また新しい、とら猫トランクの物語が始まる。
::::::::::::::::::::::::Cat do voyage::::::::::::::::::::::::
猫描き休暇中旅の猫絵
いつか羊飼いに
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 木工へにほんブログ村 写真ブログへにほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ

今まで名前の無いままでも困ってはいなかったが
何だか文章の締まりが悪いので、急遽というか
安易に「とら猫トランク」なんて名を書いたが
またそのうち気が変わるかもしれないね。
さてそれより、これからも続くのかどうか・・・

この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

・morinofune・

カテゴリ
最新記事
リンク
来場者数