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杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

木材マイスター
愛知県のミツダさんから非常に難度の高い
「木材マイスター」の課題を頂く。
003_201902271025091e8.jpg
上記の画像にあげられた18点の各樹種名を答えよ。
尚、各パーツは経年変化による色焼け、傷、汚色など
考慮に入れた回答を求める。
004_20190227103030d7d.jpg
005_20190227103037305.jpg
006_20190227103042c44.jpg
以下、設問に対する参考文献である。

『生みの親』の先生が見て下さるのに答案がスカスカではイカン!と
杜の舟ブログでtsumikit全作品を拝見し
似た木種をひたすらリストアップし、他サイトの各木材の質感、硬度
比重等も参考に自分なりに絞ってみました。

1.黒檀(ずっしり重い・黒と茶色が混ざった感じ)

2.???

3.サティーネ(赤味の強い茶色・表面はビニールのようにツルツルで強い光沢)

4.ブナ(点々模様)

5.黒檀(1と同じ)

6.パープルハート(くすんだ紫?)

7.イエローハート(黄色い)

8.タモ

9.黒檀(1と同じ)

10.エンジュ(断面の模様)

11.ヒノキ(軽い・キズになりやすい)

12.ローズウッド(ほんのり赤紫・表面にやや光沢は『3』ほどではないけど似てる)

13.百合木

14.ブビンガ

15.メープル(表面に光沢を感じる)

16.タガヤサン(ずっしり重い)

17.アフリカンパドック

18.スギ(軽い・キズつきやすい)

…『16』はウエンジ?タガヤサン?リオグランデパリサンダー?『1』『5』『9』は
何度見ても触っても特徴が同じ…と素人丸出しの解答ですが
時間も忘れ、木の魅力に取り憑かれるように熱中した楽しいひと時でした。


画像だけでは比重、触感、匂い、透明感などが伝わらず
確認特定するのは非常に難度の高いもので
経年変化による色
妬け、退色、汚色、傷などがある。
1.リオグランデバリサンダー 黒檀の中でも非常に黒味の
多いもので真黒(まぐろ)などとも呼ばれている部材である。
と、そこまで書きながら、何だか独特のしっとり感が
黒檀のシャープなひんやり感とは違うような気がしてきた。
リオグランデバリサンダーは加工時点では黄色と黒の
縞模様は明瞭であるけれども、経年変化により不鮮明になり
杢の素直なところは青黒檀のような深い色合いになり
画像だけでは判別がし難くなることがある。触感に
ヌルザラッとモタツキがあればリオグランデバリサンダーで
この感触は樹の精油が結晶して表面にあらわれるもので
幾つかの樹種に特徴的に現れる現象で判断の手掛かりになり
もしツルリとクリアな感じなら黒檀であろうが、最初の
1個目から「触ってみたい。」そんな衝動に駆られてしまう。
2.ブビンガ ブビンガの中でも芯材と辺材の境界域で
ほぼアントシアニンなどの色素のない活性部分。
3.アフリカンパドック この材は経年変化により赤褐色から
暗褐色また暗紫色に変り、この色合いが花梨材に似ることから
洋花梨(ようかりん)などの流通名を持ち布やアクリルタワシなどで
磨くと化粧品のような匂いと光沢が得られる。
4.ぶな ブナ科の材は木の芯から杢目に交差して拡がる
リボン状の放射状杢理が特徴で、この部分が切断面方向により
胡麻斑やリボリ状に現れ、同じブナ科の楢、樫などにもみられる。
5.シャム柿  黒檀より幾分
荒い導管があり、杢理に沿わない
バブル杢とも呼ばれる不規則で変化にとんだ黒色の杢が現れる。
産地はシャム(タイ国)ではなく中南米であるが国内の黒柿に
変わる材として輸入されるようになり
カキ科ではなく、現地名の
ジリコテ、シリコーレでは色気がないので
流通名はシャム柿。
仕入れ業者が他業者に産地を特定させないようにあえて現地名を
使わないことも有るのだそうである。
6.パープルハート ハートの名の付く材が幾つかあり
現在使用している樹種の中でパープル、イエロー、シルバー
レッド、グリーンのご種があるが、これらは製材した時の
芯材の色で呼ばれる通称名が定着したものである。
パープルハートはアマゾン川流域などの熱帯雨林にあり
腐朽を防ぐために
アントシアニンなどの色素を持つとも考えられ
伐採時の芯材は紫色で水分が抜けるに従って、色褪せたような
灰紫になり乾燥製材したものが空気や紫外線に曝されると
紫から暗紫色になり、長期日光や風雨に晒されると
また灰紫に退色してしまう。
7.櫨(はぜ) 櫨の主材は白色であるが芯材の僅かな部分に
発色の良い金黄色(きんきいろ)があるが、その中に暗緑色の
縞杢理が介入している事も多く純粋な金黄色の部分は僅かである。
8.欅(けやき) 欅材の特徴は早春時の大開放導管にある
春の芽吹きと共に大量の水分や養分を欲することから
樹皮下に
大導管が形成されるが、その後は大きな花や実りがないので
穏やかな供給のみになり夏から冬にかけて導管は微細になる。
杢理の似た、槐(えんじゅ)梍(さいかち)、桑(くわ)等は
大量に果実が着くので秋まで緩やかな導管が見受けられる。
9.シャム柿 画像ではリオグランデバリサンダーと
区別は付けにくいが、このリオグランデバリサンダー
RioGrandePalisander】の名も解釈が難しい
「リオグランデ」はグランデ河のことだから南米の地名で
「バリサンダー」はマダガスカル島のパリサンドルの地名
ギターに使用されるインディアンローズウッド材のみを
パリサンドルとも云い、南米リオグランデのパリサンドルと
呼ばれたのかもしれない。しかし、樹色や杢理からすると
ローズウッドとは別もので、
黄色に黒の縞模様をしている
杢の印象から、勝手な解釈でVari(able)Thunder
変化にとんだ稲妻のような杢理と覚えたほうが解りやすい。
因みに此のリオグランデバリサンダーの名は長すぎて
現地名のボコーテ【Bocote】で流通することが多い。
この材は樹脂分が多く加工し辛いが、植生環境により
水分の蒸発を極力抑えるために身に付けたものであろう。
※現物を見て判断する時には、こんな部分も重要。
10.欅(けやき) この部分は欅の芯材と辺材の部分
槐(えんじゅ)は前出の様に開放導管の大きさや配列が違い
主材は黄色より焦茶系に寄り、芯材と辺材の境界が
グラデーション無しに、もっと明瞭に現れる。
11.アルダー アメリカ西海岸、ヨーロッパなどから
輸入される広葉樹の樺材で、チェリー材より軽く柔らかで
微細な導管も荒く色は明るい。国内でも榛の木(はんのき)や
宮沢賢治の「土神ときつね」の中にも登場する樺の木である。
桧(ひのき)は冬目と夏目の杢理がもっと明瞭で夏目の部分は
爪が立つほど柔らかく、アルダーなどにはない樹脂が
滲み出ることがあり、加工時の芳香は分かりやすい。
12.パープルハート 画像調整でシアン系の色が際立ち
パープルハートだと判別できる。ローズウッドと名の付く材は
色も杢理も多種多様にあるが「本来の」ローズウッドは
加工時に薔薇の香りがするので、そう呼ばれるようになり
暗褐色か暗赤色の深い色合いで導管が目立ちにくい。
13.櫨(はぜ) 櫨の木の芯材と辺材の部分で薄い暗緑色の
杢理が雲のようにかかっているのが見える。
百合木(ゆりのき)は黄緑色で辺材は白、材は軽く柔らかく
しなやかさと強度があるために、つい近年までは松葉杖や
工事現場の足場板などに広く使われていた。
14.ブビンガ アフリカ材で、近年減少してしまった
国産大径木の欅材に変り、太鼓の胴に使用されることが多く
流通名に南洋欅(なんようけやき)と当てられることがあるが
随分無理のある呼び名である。
15.ナーラ 広義には花梨(かりん)とも呼ばれる。
フィリピン、インドネシア、マレーシア、ニューギニアなど
材の質感はアフリカンパドックに似て色は赤褐色から黄褐色
黄白色と芯から辺材に掛けて変化に富んでいて、画像は
辺材に近く明るい黄色で、やや柔らかめ
の部材である。
メープルは北米のメープルシロップを採取する砂糖楓で
冬場に樹液が凍らないように糖度を上げているのを
人間様が、ちゃっかり横取りしているのである。
ナーラの木口面を見ると開放導管が散漫に散らばり
横断面にも長い開放導管が見受けられるが
メープル材は均質に詰まって導管は見えにくい。
16.ウエンジ 洋鉄刀木(ようたがや)とも呼ばれるように
三大銘木の紫檀黒檀鉄刀木(したんこくたんたがやさん)の
ひとつに数えられる材であるが、東南アジアでの鉄刀木も
近年入手が困難になりアフリカから同種の材を
輸入するようになったが植生環境の違いで質感が違う。
本鉄刀木(ほんたがや)とも呼ばれる、鉄刀木は杢理が詰まり
導管も小さく管の中も蠟質な樹脂分で満たされているようで
ウエンジのようなザラザラサバサバした手触りとは違う。
17.アフリカンパドック この画像の導管を前出のナーラと
見比べてみると同じような配列であることが解る。
18.杉(すぎ) 
杉、桧は国産代表樹種であるが
杉材の目切れ杢などは噛むと容易に割裂し、鋭利な部分で
怪我などをしてはいけないので、出来るだけ杢理の素直な
大きめのパーツで使用するように心がけている。

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探査衛星EOS・X8報告書
 KAZENOOKA周回探査衛星EOS・X8 
MISSION-Ⅻ 成層圏極秘探査計画
 
Digital画像配信
新型探査衛星 EOS・X5改変EOS・X8

搭乗員  MORINOF・ITDENSQAYA 1名
記録報告  2018・07・21 21時:58
・・・・・2018年 7月21日探査開始・・・・・ 
・・・・・・・・地表温度  36.5℃・・・・・・・・
・・・・・・大気湿度  75%・・・・・・
・・・・気圧  992hPa・・・・
・・・・・大気風速  0.5㎧・・・・・
・・・風向  北東・・・

・・・撮影位置ーⅠ・・・
003_20180721215814d90.jpg
・・・撮影時刻 19:13・・・
・・・・・KAZENOOKA上空大気圏捜索飛行中・・・・・
・・・EOS SwingBy慣性高度 3500・・
・・・・・被写体接近距離 800m・・・・・
・・・銀河系中核方位 仰角35度・・・
・・・・青色及赤色補正輝度彩度微調整・・・・

2018・07・21

23:02
KAZENOOKA周回探査衛星EOSⅫ帰還
MISSION-ⅠDATE周回軌道探査計画ⅩⅢ 打上

詳細研究報告交信方法  財団彷人杜舟
mailorComment
morinofune@hi.enjoy.ne.jp  
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南島温帯夜
坂元昭二氏の新作CD
南島温帯夜
この中に杜の舟のオリジナル曲
「風のとまり木」と「音のとまり木」が
収録されている。
009_20160711120016154.jpg
坂元昭二サイン入り
3枚在庫あります。

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誘惑の剣
先日、針山台を削った時にどうしても切れ肌が良くない。
自分の腕の悪さなど疑うこともなく
きっと刃物や木の材質悪いのだと決めつけて
バイトの研ぎ角をあれこれ変えながらも
焦って仕事をするから尚更、削り肌が悪いのである。
確かに小物制作の割にはバイトの幅が広すぎて
取り回しが悪いことは確かである。
002_20160608132407d43.jpg

現在使用している刃物でも十分こなせるのだが
「この際だから悪い腕をカバーしてくれる木工旋盤バイトを
手に入れようじゃないか。
値段の云々も確かにあろうが
多分20年は使えるだろうから日割りにすれば安いものである。

、道楽心が固く口を閉じた財布に囁くのである。
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ハンドル部分を手馴染みの良いように加工し直して見た。
むふふ・・・
なかなか良いねえ。
:::
大阪府のTさんから針山台の追加製作を頂いているから
早速削ってみたい衝動に駆られるが
ここは我慢のしどころで来週に迫った
展示会のための作品つくりが急務である。

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胡桃オイルと針山の台
最近、針山の台を胡桃オイルで仕上げるコツなどの
お問い合わせがあり簡単で楽しい方法を優し~く御紹介。
:::
オイル仕上げ専用の胡桃オイルも販売はされているのですが
そんなに大量に要らないし、価格や保管管理を考えると勿体ないので
杜の舟では庭に植えている胡桃を使っていますが、パンや菓子つくりに
市販されている胡桃の実を使う方がもっと簡単で
残った分もサラダや料理などに使えて楽しいですよね。
001_2016052312055769a.jpg
こんな簡単な手順で擦り込むように染み込ませると
翌日くらいには、さらりと優しい手触りになっています。
御自分の好みに合わせて薄く拭き込んでも何度も重ねても構いませんし
使っていくうちに気になったら、また重ねても良いのです。
もし傷付いたり毛羽立っていたら240番以上目の細かい
サンドぺーパーで杢目方向に沿って研磨して
また胡桃オイルを拭き込むと更に奇麗になります。
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参考までにウオルナット・欅・チェリー・ブナ・メープルについて
胡桃オイルとの相性を個人的意見も含めて御紹介してみましょう。
002_2016052312083290a.jpg
ウオルナットは洋胡桃とも呼ばれ、この胡桃の実の成る樹木ですから
胡桃オイルでの仕上げは一番相性が良いように思います。
チェリーも同じように滑らかで深みのある仕上がりになります。
ブナ・メープルはオイルを拭き込むと少し黄色みがかかった色合いになり
メープルなどは特にスベスベした肌触りになりますが
これらにピュアな白木のイメージを持たれている方とは
オイル仕上げの色合いの好みが分かれるところです。
欅は材の表面に深い導管がありますのでその導管の中にも染み込むように
少し多めに擦り込むと高級な質感が出てきます。
特に使い込んだような質感を出したいときには
オイルをたっぷり導管の中まで擦り込み、半乾きの時に
目の細かいサンドペーパーで表面を磨き、その研磨粉とオイルが絡んで
導管を埋めるような気持ちで何度か繰り返すと
ウットリするほど奇麗になります。

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