杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

南島温帯夜
坂元昭二氏の新作CD
南島温帯夜
この中に杜の舟のオリジナル曲
「風のとまり木」と「音のとまり木」が
収録されている。
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坂元昭二サイン入り
3枚在庫あります。

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誘惑の剣
先日、針山台を削った時にどうしても切れ肌が良くない。
自分の腕の悪さなど疑うこともなく
きっと刃物や木の材質悪いのだと決めつけて
バイトの研ぎ角をあれこれ変えながらも
焦って仕事をするから尚更、削り肌が悪いのである。
確かに小物制作の割にはバイトの幅が広すぎて
取り回しが悪いことは確かである。
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現在使用している刃物でも十分こなせるのだが
「この際だから悪い腕をカバーしてくれる木工旋盤バイトを
手に入れようじゃないか。
値段の云々も確かにあろうが
多分20年は使えるだろうから日割りにすれば安いものである。

、道楽心が固く口を閉じた財布に囁くのである。
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ハンドル部分を手馴染みの良いように加工し直して見た。
むふふ・・・
なかなか良いねえ。
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大阪府のTさんから針山台の追加製作を頂いているから
早速削ってみたい衝動に駆られるが
ここは我慢のしどころで来週に迫った
展示会のための作品つくりが急務である。

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胡桃オイルと針山の台
最近、針山の台を胡桃オイルで仕上げるコツなどの
お問い合わせがあり簡単で楽しい方法を優し~く御紹介。
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オイル仕上げ専用の胡桃オイルも販売はされているのですが
そんなに大量に要らないし、価格や保管管理を考えると勿体ないので
杜の舟では庭に植えている胡桃を使っていますが、パンや菓子つくりに
市販されている胡桃の実を使う方がもっと簡単で
残った分もサラダや料理などに使えて楽しいですよね。
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こんな簡単な手順で擦り込むように染み込ませると
翌日くらいには、さらりと優しい手触りになっています。
御自分の好みに合わせて薄く拭き込んでも何度も重ねても構いませんし
使っていくうちに気になったら、また重ねても良いのです。
もし傷付いたり毛羽立っていたら240番以上目の細かい
サンドぺーパーで杢目方向に沿って研磨して
また胡桃オイルを拭き込むと更に奇麗になります。
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参考までにウオルナット・欅・チェリー・ブナ・メープルについて
胡桃オイルとの相性を個人的意見も含めて御紹介してみましょう。
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ウオルナットは洋胡桃とも呼ばれ、この胡桃の実の成る樹木ですから
胡桃オイルでの仕上げは一番相性が良いように思います。
チェリーも同じように滑らかで深みのある仕上がりになります。
ブナ・メープルはオイルを拭き込むと少し黄色みがかかった色合いになり
メープルなどは特にスベスベした肌触りになりますが
これらにピュアな白木のイメージを持たれている方とは
オイル仕上げの色合いの好みが分かれるところです。
欅は材の表面に深い導管がありますのでその導管の中にも染み込むように
少し多めに擦り込むと高級な質感が出てきます。
特に使い込んだような質感を出したいときには
オイルをたっぷり導管の中まで擦り込み、半乾きの時に
目の細かいサンドペーパーで表面を磨き、その研磨粉とオイルが絡んで
導管を埋めるような気持ちで何度か繰り返すと
ウットリするほど奇麗になります。

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筑前琵琶
祖父が僧侶だったというTさんから
古い四弦の筑前琵琶を譲り受けた。
亡くなられてから数十年陽の目を見ることなく
仕舞い込まれていたのだそうである。
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糸巻きが折れたり、一部剥がれたりはあるが
欠損部分がほとんどないのでありがたい。
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糸巻きや弦の駒など修復しなければならないが
手習いがあっての木部の修理なら何とかなりそうだし
管理が良かったようで本体はしっかりしている
演奏できるわけではないが、せめて音が出せるようには
修理しておきたいものである。
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某坊から撥の注文を頂いてから実際に
どういう使い方をするのか知りたくなり
琵琶本体との相性なども気になるから
ご縁があれば手に入れたいと思っていたので有難い
久し振りの道楽である。

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ジョンの眼鏡
眼鏡も道具であるが
せっかく目が悪いのだから
ちょっとは楽しんでみようという気もある。
先日お気に入りの眼鏡のつるが折れてしまい
ティグ溶接をして修理をしてもらうことにした。
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『メーカーに出すので数週間かかりますが
いま良いフレームが入っていましてね。』
新しく購入する積もりはなかったのだが
数週間不自由な思いをするのも困るし
『あなたのように白髪で鼻筋の高い人にしか
似合わないフレームなんですよ。』
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確かにレンズ面が広くて丸いし
色も白髪に似合いそうな燻し金で
細くて華奢なフレームは
好みである。
「悪くないですね。」
『良いでしょう。』
「うん、確かに悪くない。」
『大丈夫です、そんなにお高くありませんから。』
眼鏡屋は人の心を見透かしたように
値札を見せて上目使いに、にんまりと笑う。
『これ、実はジョンレノンの眼鏡なんです。』
ジョンレノンなんて音楽家ということくらいで
そう親しくしていた訳でもないから
どんな眼鏡をかけていたかなんて知りもしない。
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『どうです。』
パカンと眼鏡ケースを開いてケースも豪華だと
褒め自慢するが、眼鏡の性能には何ら関係はなかろう。
だから、えげつなくピカピカと印刷されたロゴを見て
ただ「ほほう。」と感心してみせるに留まっていた。
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『どうです!』
いまいち反応が悪いものだから
、ぐいぐいっと
目の前にピカピカを近づけてきたけれど
度の合わない眼鏡に掛け替えてぼやけた目の前に
持ってこられても迷惑なものである。
『どうです~、良い~でしょう。』
何だか語尾を上げた言葉に押し倒される気分である。
「い、戴きましょう・・・。」
つい押されて肯定的返事をしてしまった。
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自分ではあまりブランドに惑わされない方だと思っているが
この眼鏡屋には以前にも『いやあ、あなたは随分んと
御鼻が高いから。』と言ってインディージョーンズ・モデルの
フレームを勧められ、つい購入したことがある。
その後にも『鼻筋がしっかりして髭を蓄えた方には・・・。』と
ヘミングウエイ・バージョンの眼鏡を勧められ今も愛用している。
昨年だったろうか、昭和天皇の眼鏡だとか言って
ピカピカ金製の24万円ばかりするのを見せられたが
さすがに『お買いなさい。』とは言われなかったし
まあ、今回のジョンレノンも悪くないんじゃあないか。

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0000morinof00000000000 福岡県筑豊の小高い丘の上に棲息工房「杜の舟」を生業としながら小説・児童文学などを執筆

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