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杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

杜鵑啼く空に
早朝に庭に立てば、一羽の杜鵑が
甲高く啼き
狂い、薄曇りの空を翔けてゆく。

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杜鵑の声を「東京特許許可局」などと聞きなしてみても
それはどうしても耳に馴染まず、只その声に哀れを思う。
そんな風に哀れを感じるのは子供のころに
父から聞いた話しに起因するのかもしれない。
そんな話しを聞いたのは半世紀以上前になるのだが
そんな小さな逸話が自己の価値観を形成する
基になることも有るのだなと
杜鵑の飛跡を追いながら思うのである。

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梟飛ぶ夜に
九月にもなると陽の入りも早くなり
母を看ながらの夕食のころには
とっぷりと暗くなって秋の虫が賑々しい。
その賑やかさが一瞬間静まったかに
窓越しの菜園をかすめる黒い影

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この風の丘周辺や裏山ではフクロウたちが
ゴロッスケホッホと啼き交わすのは常であるが
目の前を音もなく飛び行く姿は初めてで
結界に住まいを構える稀有な有難さを堪能している。

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空からの贈り物・38
空からの贈り物・38
嘴太烏高見の争奪戦

空からの贈り物と言っても大抵は早朝の散策の道すがらに
と書き出したが
、今回もお言葉に洩れず散策中の戴き物。
彼岸峠の頂上辺りある電柱の高見の取り合いで羽を落とす烏が多く
この嘴太烏の羽なら何時だって見ることができるが
今回は痛みのない良いカタチの羽を手に入れることが出来た。
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嘴太烏右翼次列風切羽
【はしぶとがらすうよくじれつかざきりばね】

羽翅全長 135㎜ 翅幅 45㎜

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次列風切羽は先端が窪んだように平たいのが特徴である
今回の羽は抜けたばかりらしく黒というより
虹をおいて鋼色に輝く様は実に美しい。
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空からの贈り物・Ⅰ空からの贈り物空からの贈り物・39
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鶯の初音に
年がら年中追われっぱなし
なのに、もう2月も終わってしまう・・・
全身筋肉痛で心身ともに疲弊しながらも
轟々と仕事をやり続けているのに
何時まで経っても追いつかず
「心身疲労回復欠乏症だ!」
などと訳の解らぬことを吐きながら
ぬるくなったポットの茶を飲む。
一息入れながらブログを捲っていると
『そうか休憩と元気と笑いが足りないんだ
女子会に行こう。』なんて文字が目に入る。
「休息と元気と笑いを求めて男子会に行こう。」
なんてこと一度もないし、そもそも男子会なんてあるのかな。
近年は展示会、グループ展などの企画をやらないから
作家諸氏との会話もなくなってしまったが
これまで唯一の男子会だったような気もする。
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何だかんだと昨夜から取り留めのないことを考えていたが
早朝の散策をしていると鶯の初音を聞き
心の疲れが吹き飛んだ気がする。
ああ、明日はお絹さんも来られることだし
散髪にでも行って
小ざっぱりしておこう。
1時間ばかり床屋でぷかぷかと居眠りしている間に
頭だけでなく身体まで軽くなるような気がする。

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磯鵯
ここ筑豊にも生息し河川、山間のダムなどで
見ることが出来るらしいが未だ遭遇したことが無い。

これまで遠目には青い鳥を見かけたことはあるが
この杜の舟近隣に、大きな河川や磯があるわけでもなし
多分オオルリだろうと流して確認したことはない。
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このイソヒヨドリ写真は去る4月
沖縄での結婚式のさい
この硝子越しに見える海岸で撮った写真である。
 昆虫類、トカゲ、フナムシ、ムカデなどいろいろな物を喰い
隙有らばホテルの残飯などっを狙って目の前まで飛んでくる。
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磯鵯【いそひよどり】
雄は頭、胸、背は青色、腹は赤褐色で
雌は全体的に灰褐色。幼鳥は雌に似るて
もともとは海岸の岩場で繁殖していたが
筑豊の野鳥観察ガイドブックによれば近年は
コンクリート建造物の普及で内陸のビルやダム堰堤など
環境が岩場に似たところを利用して都市や工業地帯にも
進出をしているので、こんな山の中でも観察されるようだ。

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