杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

空からの贈り物・38
空からの贈り物・38
嘴太烏高見の争奪戦

空からの贈り物と言っても大抵は早朝の散策の道すがらに
と書き出したが
、今回もお言葉に洩れず散策中の戴き物。
彼岸峠の頂上辺りある電柱の高見の取り合いで羽を落とす烏が多く
この嘴太烏の羽なら何時だって見ることができるが
今回は痛みのない良いカタチの羽を手に入れることが出来た。
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嘴太烏右翼次列風切羽
【はしぶとがらすうよくじれつかざきりばね】

羽翅全長 135㎜ 翅幅 45㎜

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次列風切羽は先端が窪んだように平たいのが特徴である
今回の羽は抜けたばかりらしく黒というより
虹をおいて鋼色に輝く様は実に美しい。
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空からの贈り物・Ⅰ空からの贈り物▸空からの贈り物・39
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鶯の初音に
年がら年中追われっぱなし
なのに、もう2月も終わってしまう・・・
全身筋肉痛で心身ともに疲弊しながらも
轟々と仕事をやり続けているのに
何時まで経っても追いつかず
「心身疲労回復欠乏症だ!」
などと訳の解らぬことを吐きながら
ぬるくなったポットの茶を飲む。
一息入れながらブログを捲っていると
『そうか休憩と元気と笑いが足りないんだ
女子会に行こう。』なんて文字が目に入る。
「休息と元気と笑いを求めて男子会に行こう。」
なんてこと一度もないし、そもそも男子会なんてあるのかな。
近年は展示会、グループ展などの企画をやらないから
作家諸氏との会話もなくなってしまったが
これまで唯一の男子会だったような気もする。
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何だかんだと昨夜から取り留めのないことを考えていたが
早朝の散策をしていると鶯の初音を聞き
心の疲れが吹き飛んだ気がする。
ああ、明日はお絹さんも来られることだし
散髪にでも行って
小ざっぱりしておこう。
1時間ばかり床屋でぷかぷかと居眠りしている間に
頭だけでなく身体まで軽くなるような気がする。

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磯鵯
ここ筑豊にも生息し河川、山間のダムなどで
見ることが出来るらしいが未だ遭遇したことが無い。

これまで遠目には青い鳥を見かけたことはあるが
この杜の舟近隣に、大きな河川や磯があるわけでもなし
多分オオルリだろうと流して確認したことはない。
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このイソヒヨドリ写真は去る4月
沖縄での結婚式のさい
この硝子越しに見える海岸で撮った写真である。
 昆虫類、トカゲ、フナムシ、ムカデなどいろいろな物を喰い
隙有らばホテルの残飯などっを狙って目の前まで飛んでくる。
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磯鵯【いそひよどり】
雄は頭、胸、背は青色、腹は赤褐色で
雌は全体的に灰褐色。幼鳥は雌に似るて
もともとは海岸の岩場で繁殖していたが
筑豊の野鳥観察ガイドブックによれば近年は
コンクリート建造物の普及で内陸のビルやダム堰堤など
環境が岩場に似たところを利用して都市や工業地帯にも
進出をしているので、こんな山の中でも観察されるようだ。

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空からの贈り物・浮遊感
空からの贈り物・33
「月曜日だから、しっかり仕事ができるぞ。」と思っていたら
早朝に営業日の問い合わせがあり、今日が祭日であることを知り
気分を切り替えるために、蝉しぐれの中を散策する。
彼岸峠を登りきって真新しく夏草を刈ったばかりのところで
ふわりと、ひとひらの烏の羽を見つけた。
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嘴太烏右翼次列風切羽
【はしぶとがらすうよくじれつかざきりばね】

全長233㎜ 幅55㎜
初列内側から2~3枚目の羽根かとも推測してみたが
長さから考えれば次列風切羽とする方が正しいだろう。

羽の数え方は面白い。初列風切は内側を起点に
枚数を数え、次列風切は外側から順に数えるようだ。
この辺りは嘴太烏のテリトリー争いが激しいらしく
何度も羽を見つけているが、なかなか写真うつりの良い
羽が無いので、そのままお蔵入りになっている。
これは見事に奇麗だったので羽軸を左手で軽く持って
羽ばたくように風を切ってみたが、くるくると回るだけで
指先に風を感じられないから、羽根の位置と同じに
右に持ち替え、目をつぶって羽ばたいてみたら
風を切る様が五感に伝わり、軽い浮遊感さえかんじる。

人眼の気にならぬ人は、お試しあれ。
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空からの贈り物・Ⅰ空からの贈り物空からの贈り物・34

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川辺にて
所用の序でにヒヨドリの渡りを見ようと
赤池町の彦山川に行ったけれど
河川工事の騒音を警戒して姿を出さないので
下流の遠賀川まで足を延ばし
直方の河原に降りて中州を狙うことにした。
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ここなら確実に水鳥を望める
カルガモの群に足指の黄色い小鷺と川鵜が見えた。
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鳶が飛来して周りが、ちょっとざわつくが

間合いを持って、お互いに刺激しないようにしている。003_2015102119434827d.jpg
トンビの主翼風切り羽が折れているようだが
烏と一戦交合わせたらしい。
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羽を乾かしている川鵜の群の傍に
カモメが一羽飛んできた。
海からだと車で40分ばかり掛かるのだけれど
カモメなら直線で来るから多分10分か15分程度で
辿り着くのだろうと思う。
この川鵜たちでさえ海岸沿いの塒から
毎朝この川の浅瀬まで出勤してくるのだから
鳥たちにとっては、たいした労ではないのだろう。

ああ、暢気に野鳥など見ている訳にもいかない
仕事しごと・・・。

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