杜の舟型録帳/木工芸・童話・小説

九十五
二週間ほど前にインフルエンザにかかり
痴呆のレベルが少し上がったところで
これまで通っていたデイケア施設から突然引導を渡され
新たに受け入れ先を探さなければならなくなり
近隣の施設を幾つか訪ねてみて、今のレベルでも
受け入れてもらえるデイケア施設はありそうなので

ちょっと安心したが、まだどこにするかは決めかねている。
:::
一時はどうなることかと思うほど衰弱していたが
元のようにとはいかないまでも何とか元気を取り戻し
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今日は九十五歳の誕生日を迎えることが出来る
流石に95本のろうそくは立てられないけれど
好きなものを
一緒に食べられるのは嬉しい。

さあ、今からバースデイ・パーティー
幾つになっても
Happybirthday~☆

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永峯さんから
年末に知人と、隣町から訪ねて来られたことがあり
その記憶を頼りに、タクシーの運転手さん共々
不案内な道を迷いまよい、小一時間かけて

「春の夢ひらき」に
御来店頂いた
永峯さんから、お礼のメールを頂く。
剛司3
鴨のプッカちゃんとタマゴを
和菓子のように盛りつけ
剛司6
テーブルの真ん中に飾ってあるらしい。
剛司1
以前年末に御来店の折に購入頂いていた
ブローチの包装袋も額に入れて飾って頂いているとか
ちょっと気恥しくも頬が弛む。

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竹輪の友と
ただいま
10月15日・16日
勝手ながらお休みを頂いていました。

旧知の友人たちと心身への
栄養補給トラベルにでかけていました
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少しばかり誇張した表現ではあるが豊前海を牛耳る廻船問屋のWと
芦屋の荘園主Aとは
彼是40数年来の友人である。
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しかし、長い付き合いだからと言って
幼馴染とか、竹馬の友というのでもない
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竹馬の友のようには節目もなく
ただ長いだけで中身のない付き合いだから
強いて言うなら竹輪の友であろう。
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竹輪のようにお互い見透かされて
隠し事も出来ないから
案外こういうのが
長い付き合いの秘訣でもあろう

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睡蓮の夢
朝から
しとしと雨
かと思えば
ぼんやりと
眠たげな陽射し
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暑いというのでもなし
肌寒くもなしやと
工房に入れば
ぢわりと薄い
油膜のような汗をかき
大気も重たく
そんな深海魚の日には
睡蓮がよく似合う
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天気模様のように
御客様も
ぽつり
ぽつりで
工房を行ったり
来たり
その度に
脱いだ靴が
裏返る
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昼下がりには
展示室の窓辺で
白ワインのような
紅茶を飲んで

甘い溜息・・・


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五月五日
『お節句に御祝いをあげたいのだけれど
雛人形はあるのに、どうして五月人形はないのですか
鯉のぼりとか兜なんかでも良いんです。』
一気に、まくし立てられてもこちらにも都合がある
これ以上季節作品の種類を増やしていると
それらを追いかけているだけで一生が終わってしまう。
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そう思ったけれど、何時もの杜の舟スマイルで
・TSUMIKIT・101を使って兜を組み立ててみた。
上手い具合に大喜びで購入して帰られた
・・・しめしめ。

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0000morinof00000000000 福岡県筑豊の小高い丘の上に棲息工房「杜の舟」を生業としながら小説・児童文学などを執筆

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